「鬼滅の刃」というマンガを知っているか
どうもこんにちは。それがしです。
この記事は週刊少年ジャンプで連載中の「鬼滅の刃」というマンガのダイマ記事です。このブログを通じて鬼滅の刃に興味を持ってもらえたら御の字だな〜とおもって書きます。大好きなんです鬼滅の刃。
ちなみに私は幼女なので著作権のこととかよくわかんな~~い!からブログで使用する画像全部描きました。それもなんか著作権のなんやかんやに引っかかっていたら教えてください、すぐ取り下げますので。
あとなるべくネタバレはしない方向で頑張ります。1話の内容はガンガン出てますがご容赦ください。
「これは、日本一慈しい(やさしい)鬼退治。」
☆鬼滅の刃ってどんなマンガ!?
鬼滅の刃とは上述の通り週刊少年ジャンプで連載中のマンガで作者は吾峠呼世晴先生、通称ワニ先生です。(自画像がワニなので)
Wikipediaによると少年漫画であり剣劇であり時代劇でありダークファンタジーでもあるそうで……この分類とタイトルで雰囲気がなんとなくわかってもらえるんじゃないでしょうか。
☆これが鬼滅の刃のあらすじだ!
舞台は大正時代、家族と貧しくも幸せに暮らしていた主人公、「竈門炭治郎(かまど たんじろう)」が留守の間に家族が皆殺されてしまい、唯一まだ息があった妹、「禰豆子(ねずこ)」も鬼にされてしまう。そこに現れた「鬼殺隊」の剣士、「冨岡義勇(とみおか ぎゆう)」によって禰豆子が”退治”されかけてしまうが、竈門兄妹に家族の絆が残っており、ほかの人間と鬼とは違うものを感じた冨岡。そこで冨岡は炭治郎を鬼殺隊を育てている「鱗滝(うろこだき)」に紹介する。炭治郎は禰豆子を人間に戻す方法を求め鬼殺隊に入隊しにいく──っていうのが話の流れなんですけどどう考えても暗い。すごく暗い。1話を読んでもらえばわかるんですけどものすごくジャンプっぽくない。
1話の最後で、雪の中をたった二人になってしまった兄妹が走っていく後ろ姿が物悲しい。
☆鬼滅の刃の「セリフ回し」がすごい!
さてあらすじのほうは私のつたない説明で分かってもらえたでしょうか、文章にするにあたってちょっと簡潔にしましたがおおまかなあらすじは上述の通りです。
私が鬼滅の刃のここがすごいな!!と感じる点のひとつとして「セリフ回しが独特であるのにすっと言葉が頭に入ってくる」ところです。
例えば1話のワンシーン。
鬼殺隊である冨岡に妹を獲られ殺されそうになり、炭治郎は冨岡に敵わず、「妹を殺さないでくれ」と懇願する。
鬼殺隊の剣士である冨岡にかなうはずもなく、地面に蹲り懇願する炭治郎。家族を殺され、唯一生き残ったが化け物となってしまった妹も殺されそうになり「もうこれ以上俺から奪うのはやめてくれ」とどうすることもできない炭治郎が本当にしんどい。
そんな炭治郎に冨岡が言った一言。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
生殺与奪の権を他人に握らせるな……生殺与奪の権を他人に握らせるな……
せいさつよだつのけんをたにんににぎらせるな…………
何食ったらこんなセリフ回し思いつくんだ。
そのあとに続くセリフが
「惨めったらしく地面にうずくまるのはやめろ!! そんなことが通用するならお前の家族は殺されてない」
「奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が 妹を治す? 仇を見つける?」
「笑止千万!!」
……ド正論なんですけど本当にこの辺は炭治郎がいたたまれなくなる……
本当にド正論だしそのとおりすぎてぐうの音も出ないんですけど家族を殺されて見ず知らずの剣士にこんなことを言われる仕打ち。??「そんなだからみんなに嫌われるんですよ」
でもそのあと冨岡さんは脳内でこう語ります。
「泣くな 絶望するな そんなのは今することじゃない」
「お前が打ちのめされてるのはわかってる 家族を殺され妹は鬼になり」
「つらいだろう 叫び出したいだろう わかるよ」
これだけで冨岡さんも鬼のせいで辛い想いをした人なんだなというのがなんとなくわかります。本当にすごい。
そしてこのやさしいところを一切表に出さず脳内で語るところが冨岡義勇。そこにシビれるあこがれる。
鬼に家族を殺され打ちのめされている人をみてわかるよと思ったときに使用できる画像です。
最初の方は物語の始めということでドシリアスなのですが、だんだんギャグもはさまれるようになり二度おいしくなってきます。
~ここから2巻以降の内容が含まれます。~
鬼殺隊となった炭治郎のちょっと(かなり??)頼りない同期「我妻善逸(あがつま ぜんいつ)」。
彼は自分が鬼殺隊に入ってしまったことからいつ自分が死んでもおかしくないと怖がり、道行く女の子に求婚したり通りがかった炭治郎に「助けてくれよ!!」などと懇願します。その善逸の姿を見た炭治郎の一言が
「助けてくれって何だ なんで善逸は剣士になったんだ」
「なんでそんなに恥をさらすんだ」
善逸「言い方ひどいだろ」
いつも優しい炭治郎が善逸にこのセリフ。
しかもこの表情。
ちなみに善逸が登場してから鬼滅の刃人気出てきたので善逸ほんと侮れない。
あと個人的に好きなセリフはこのあたりです。
「俺はもうほんとにずっと我慢してた!! 善逸を女の子から引き剥がした時も 声を張った時も」
「すごい痛いのを我慢してた!! 俺は長男だから我慢できたけど 次男だったら我慢できなかった」(竈門炭治郎)
鬼と戦っているときの炭治郎のセリフ。痛いのを我慢しながら戦ってこれたのは自分が長男だったからできたことらしいです。本当に長男強い。ここから長男理論が出来上がりました。ちなみにこの後炭治郎は自分自身を応援して奮い立たせます。
「頑張れ炭治郎頑張れ!! 俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!!」
「そして今日も!!これからも!!折れていても!!」
「俺が挫けることは絶対に無い!!」
……本当に炭治郎はすごいやつだよ……って読んでいて思わず応援してしまう一コマ。
ここまで気持ちのいいすがすがしい主人公滅多にいない。
「ア゛ーーーーーーッ(汚い高音) 来ないでェ!!」
「来ないでくれェ!! やめてーーーーーーッ!!!」(我妻善逸)
鬼に襲われた時の善逸のセリフ。この人ほんとに剣士だよね?
ちなみに(汚い高音)はマジで書かれています。本誌で見たときビックリした。
善逸は初登場時からキレッキレで見てて最高におもしろい。
「殺された人達の無念を晴らすため これ以上被害者を出さないため…」
「勿論俺は容赦なく鬼の頸(くび)に刃を振るいます」
「だけど鬼であることに苦しみ 自らの行いを悔いてる者を踏みつけにはしない」
「鬼は人間だったんだから 俺と同じ人間だったんだから」(竈門炭治郎)
炭治郎は人を殺す鬼に容赦は一切しないけど、元は人間だった鬼を蔑むことは一切しないんです。優しすぎて泣きたくなる。そんな主人公なんです。
☆鬼滅の刃の「キャラの掘り下げ」がすごい!
さてこれまで好きなセリフを書き出してきましたけど鬼滅の独特なセリフ回しだとか言葉の優しさだとかが伝わりましたでしょうか。
ここからはキャラクターの掘り下げがすごいところを紹介します。
鬼殺隊の柱(いわゆる幹部ポジション。九人おり、冨岡もその一人。)の一人、滅茶苦茶美人でかわいい「胡蝶(こちょう)しのぶ」さん。
初登場時は冨岡さんに笑顔で
「人も鬼もみんな仲良くすればいいのに 冨岡さんもそう思いません?」
と話しかける。(それに対して冨岡さんは「無理な話だ鬼が人を喰らう限りは」と返している)
一見するととてもやさしそうなお姉さん。
ところがどっこい……!このお姉さんも鬼殺隊……!!!そして作者はワニ……!!!!
次にしのぶさんが登場する時にしのぶさんは鬼にこう告げる。
「お嬢さんは正しく罰を受けて生まれ変わるのです」
「そうすれば私たちは仲良しになれます」
「人の命を奪っておいて何の罰もないなら殺された人が報われません」
「一緒に頑張りましょう」
「大丈夫! お嬢さんは鬼ですから死んだりしませんし 後遺症も残りません!」
……ヒェ~~~~~!!!!!!!とんだサイコパスや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って本誌を読んだとき思いました。みんなも思っていたと思います。
しかししのぶさんがこんなことを言うようになったのはあることがきっかけだったんです、それはぜひマンガを読んで確かめてくれ!!!!!!
きっかけの話を読んだときに今までのしのぶさんの言動が全部腑に落ちて、しのぶさんの言うことがすっと頭に入ってきました。ワニ先生、本当にキャラの掘り下げがうまいんだわ……。
鬼滅の刃の特徴として、キャラクターの初登場時の印象と話が進んでいくにつれて受ける印象がガラっと180°変わるということがあるんですけど、しのぶさんの話を見てくれれば、とにかくマンガを読んでくれれば分かると思います。これに関してはマンガを読んでくれとしか言えない。しのぶさん以外のキャラもガラっと印象変わります。敵の印象も変わります。キャラの掘り下げと表情を描くのが本当にうまいんだワニ先生は~~~~~!!!!!マンガを読めばわかる、読んでくれ~~~~!!!!!(語彙力の欠如)
そろそろ「マンガを読んでくればわかる」しか言えなくなってきたので(語彙力がなさすぎる)ここらへんでやめにしたいです。
本当は伊之助のこととかねずこがかわいい話とか37歳の話とか煉獄さんの話とかいろいろもろもろしたいんですけどとりあえず読んでくれればわかります!!!!!!!!!
このつたない記事で少しでも興味持っていただけたら、単行本を手に取ってくれたら、ジャンプ買ってアンケート出してくれたら、幸いです。
これは、日本一慈しい鬼退治の話です。このキャッチコピー考えた人に金一封送りたい。
鬼滅の刃 1/吾峠 呼世晴|集英社コミック公式 S-MANGA